三題噺 ( JUL-2020 )

あまり優秀でない方に属する私には、良く理解できない言葉が三つある。

 検証・精査・ポイント この三つ。

活字といわず、電波といわず、電網といわず、あらゆる場面で使われている。
この三つの言葉を使えば、説明できたつもりになれる。この三つの言葉が使ってあれば、理解できたつもりになれる。
まるで魔法の言葉。横山光輝も赤塚不二夫も真っ青になっているだろう。

 ・検証

この言葉は裁判の過程で用いられると聞く。
裁判の証言には信用するに足る担保がある。宣誓を行いこれに違えば罪に問われるかも知れない、という自覚に立って行われる行為だからだ。

〜 Aさんの話によれば 〜 頓珍漢おそ松さんの聞いてきた事だけでは、とてもとても。

仮説は、そこに述べられている手順に従って再現を試み、求める事象が観測されることによって正しいとされる。
小学校で習う理科の授業では、これら一連の作業を「実験」と言った気がするが。

 ・精査

字面から見れば、1円2円の差異を詳らかにする事だと思うのだが。

〜 検品作業に必要な費用8億円が、精査の結果800万円になった。 〜

これは
モウ、8億円・800万円・精査の、何れか又は全てがインチキという事だ。!

 ・ポイント

日本語由来ではないな。
代表的な解釈は、面積を持たず位置の情報のみを示すもの、事柄の区切りを表す記号。この二つかな。

〜 今回の調査では、前回の32%より5ポイント増えて37%になった 〜

、いきなり出て来たな。 怪しいやつだ、お前は何者だ。 単位か?、百分率か?。 整合性はどこに行った。!


池上彰さ〜ん、このお題で一席お願いしますよー。


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