トウフの角に頭をぶつけて....

私は豆腐が大好きなんですよ。いやなに、別に豆腐だけにこだわっているわけではなくて、大豆そのもの及び派生食品みんな好きなんですがね。
というわけで今回は豆腐についてのお話。

よく人を軽蔑する言葉として、トウフの角に頭をぶつけて死んでしまえ、などと使われていますよね。引き合いに出された豆腐にしてみれば迷惑な話ですが、それほど豆腐は軟らかい食品であるというのは、皆さん先刻ご承知のハズ。そんな軟らかい豆腐に、さらにソフト豆腐なる製品があるのをご存じでしたか?。皆さんが日頃お召し上がっている豆腐も、概ねこの範疇にはいると思いますよ。

このソフト豆腐、名前の由来を考えるに、名前だけが高級なイメージの「絹ごし豆腐」にあやかって付けたであろう事は想像に難くありませんね。
どういうものかというと、加熱した豆乳を直接販売用のプラスチック容器に注入−凝固剤を入れて攪拌−泡が出来るので消泡剤を入れる−密封して出来上がり、という真にもって乱暴なシロモノなのであります。
私に言わせれば、もうこれは豆腐ではなくて「豆腐のようなもの」ですね。閉店時間まぎわのスーパーに行けば、2丁で70円などというトンデモナイ値段で売っていますよ。

そこで、超高級国内産大豆と天然ニガリを使った手づくりのホンモノ豆腐ならばさぞかし旨いだろうと思ったアナタ、そうは問屋が卸さない。
能書きと値段に騙されてはいけないのでアリマス。これとて素人が作れば、出来上がりはソフト豆腐と変わらないものになってしまうんですから。
熟達した職人さんの丁寧な仕事が要求されているのですよ。

豆腐は庶民の食べ物。超安値でも、超高級でもない普通の豆腐を食べ続けていたいですね。



というわけで、次回は納豆について書いてみたいと思います。(イツノコトニナルヤラ hi hi )


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